1. みなとみらいとは?

みなとみらいの正式名称は「横浜みなとみらい21」で、横浜駅東口から関内・伊勢佐木町に挟まれた186ヘクタールからなる地域を指します。

同エリアは、「みなとみらい21事業」として、1965年に構想が発表されて以降、今も再開発が進行中です。

横浜は、みなとみらい21事業の構想が発表される頃まで、東京のベッドタウンという位置付けにありました。

これは戦後同エリアが米軍に接収され、計画的な復興・再整備が遅れたことで、商社などの業務機能は東京に流出したためです。

また、横浜駅が郊外部との結節点として繁華街化し、都心が横浜駅周辺と、関内・伊勢佐木町地区に二分されてしまいました。

こうした現状を打破し、横浜らしい機能を備えた都心部を形成するためにみなとみらい21事業が打ち出されました。

当時、横浜駅周辺と、関内・伊勢佐木町地区2の都心に挟まれた臨海部には、高度経済成長期に活躍した埠頭や、造船所などがありましたが、それらの機能を廃止、または移設。

跡地に2つの都心を一体化・強化して、都市機能を集積させて、みなとみらいが誕生しました。