年収1000万円以上で貯蓄が少なくなってしまうワケ3選
「年収1000万円」というと多くの貯蓄があるイメージがありますが、貯蓄額が少ない世帯もたくさんあるようです。
年収が1000万円以上あるにもかかわらず、貯蓄が少なくなってしまう理由として考えられるものを見ていきましょう。
所得税が高い
日本は所得税に超過累進税率を採用しており、所得が高いと所得税が増える仕組みです。
所得税が高く、想像していたよりも手取りが少ないと感じる方もいるでしょう。
所得制限の対象となる制度がある
年収1000万円の場合、制度によっては所得制限の対象となり、受けられないものもあります。
たとえば、2020年から私立高校授業料実質無償化が開始しましたが、ご家庭により異なりますが所得制限の目安は年収910~1090万円となっています。
また児童手当は、児童の年齢に応じて1万円から1万5000円が支給されますが、年収103万円以下の配偶者と子ども2人がいる世帯で目安年収960万円を超えると、一律5000円の特例給付となります。
さらに2022年10月には、目安年収1200万円以上でこの特例給付も廃止になりました。
世帯年収とともに生活水準が上がる
片働きであっても、共働きであっても、世帯年収1000万円となると収入が上がるにつれ、生活水準が上がってしまう場合もあるでしょう。
便利な土地で広い家にすみ、高級な車に乗り、子どもは小学校から私立などとなれば、それだけでローンや教育費などが高くなってしまいます。
収支をしっかりと把握し、貯蓄する習慣をつけることが大切でしょう。