「世帯年収1000万円以上」の貯蓄額はいくらか

世帯年収が多ければ、貯蓄も多いとは必ずしも言えません。実際に、世帯年収1000万円のご家庭の貯蓄額はどれくらいでしょうか。

2022年2月14日に公表された金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」によると、年間収入1000万円以上の世帯の貯蓄額は以下のとおりです。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」をもとに筆者作成

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」をもとに筆者作成

年間収入が1000〜1200万円未満の世帯の貯蓄額の平均は2361万円、中央値は1200万円でした。平均は一部の富裕層の影響を受けるため、より実態に近いのが中央値となります。

年間収入が1200万円以上の世帯の貯蓄額の平均は5379万円、中央値は1900万円でした。

まとまった貯蓄がある一方で、両方とも金融資産非保有の世帯が1割近くいます。

世帯年収1000万円以上の世帯でも、経済格差が激しいことが分かるでしょう。