年初の経済番組では、その年の干支にちなみ「今年はこんな1年になるかもしれません」といったテーマが話題となることが多いです。
ちなみに、2023年は「うさぎ年」。相場格言では「卯跳ねる年」などと言われています。縁起が良さそうな響きですが、いつでも「なぜかお金に逃げられてしまう人」はいるものです。
今回は、以前に証券会社に勤めていた筆者の視点から「お金が逃げていく人」に共通する3つの「あるある」を解説していきたいと思います。
【注目記事】つみたてNISA「月3万円を年率3%」で20年間運用できた場合をシミュレーション
1. お金が逃げていく人「あるある その1」 口実を作って無駄遣い
基本的なことですが、「お金を大切に使わない人」は、お金から嫌われます。
いわゆる「無駄遣い」をしてしまう人は、「今日はがんばったから自分にご褒美」「たまにはムダ遣いしてもいいか」といった浪費の口実を作りがち、という印象があります
まさに「塵も積もれば山となる」です。
山となって初めて「無駄遣いだった……」と気付くケースが多いでしょう。この状態では、お金がいくらあっても溶けるように減っていきます。
筆者が証券会社時代にお目にかかったお客様の多くは、「お金に好かれる人」でした。
本当に必要なものだけにお金を費やし、口実を作って浪費をしてしまう人は少なかった記憶があります。まさに「倹約」の二文字を実践しているイメージです。
お金には限りがあります。大切に計画的に使うことが、お金が逃げないための基本ルールといえるでしょう。