1. 高所得貧乏さんにありがちな習慣 その1

「高所得貧乏さん」には、大きく分けて2つのパターンがあります。

ひとつは子どものいる世帯で、教育費に多くのお金を費やしているケースです。

高所得者のまわりは高所得者が集まりやすいものですから、たとえば、ママ友から「英語力のためにインターナショナルスクールに通わせる」と聞いたら「うちも子どもの将来のために……」

子どものお友達の習い事を聞いて「うちももっと色々な事をさせないと……」などと周りに影響を受けるうちに、気づけば幼少期から月に数十万円の教育費をかけているという家庭も。

TATSUSHI TAKADA/istockphoto.com

高所得であるがゆえに、いま現在の支払いはできてしまうわけですが、子どもの数や資産の状況・実家からの援助など背景をふくめた懐事情には個人差があります。

特に一般的な家庭から自分の努力で高所得になった場合、教育費にお金をかけすぎて夫婦の貯蓄が少ししかない……、という状況に陥るのも先々困るものです。

もちろん、子どもの可能性を広げてあげたいという親心が間違っているわけではありません。

しかし、年収1000万円は国の支援制度から所得制限で引っかかってしまうケースが多いゾーンです。所得が多くても自己負担も多いとなれば、思っていたほどのゆとりは感じることができないかもしれません。

「本当に自分たちが子どもにしてあげたいことなのか」「子どもが楽しんで続けられているか」など振り返ってみると、改善ポイントは見つかるかもしれません。