【年金生活】60歳代「平均貯蓄額」と「年金の平均受給月額」は？現役世代が確認すべきこと 60～69歳の厚生年金と国民年金の平均受給月額を確認

1. 60歳代の平均貯蓄額は2427万円

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和3年）」によると、60歳代の金融資産保有額の平均は2427万円でした。

※この調査における「金融資産」とは、「定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている」資産を指し、日常的な出し入れ・引落しに備えているなどの資産を除く。

「3000万円以上」（22.8%）が最も多く、「非保有」（19.0%）、「2000～3000万円」（9.6%）と続きます。

調査結果には、退職金を含んでいる人と含んでいない人が混在していると考えられ、退職金受給の前後でその額が大きく変わる点には注意が必要です。

また「日常的な出し入れ・引落しに備えているなどの資産」は含まれておりません。

ただ、この点を踏まえても、60歳代の約19%が金融資産を保有していない状況は憂慮すべきではないでしょうか。