3. 「モデル世帯」なら夫婦で月額22万円。その前提条件は
日本年金機構では年金額をモデル世帯であらわしており、2022年度の年金額は月額21万9593円です。
およそ年金月額22万円となるモデル世帯は、以下の前提で算出されています。
モデル年金を受け取る前提条件とは
- 平均的な収入(平均標準報酬額43万9000円)
- 就業期間40年
- ひとり分の老齢厚生年金+夫婦ふたり分の老齢基礎年金(満額)
平均標準報酬額は賞与を含む月額換算ですから、ざっくり年収520万円ほどで40年間働き続けた夫と専業主婦の夫婦が受け取る年金額というイメージになります。
夫婦共働きでどちらも会社員の場合はふたり分の厚生年金が期待できますが、現役時の年収により個人差が大きい点には留意しましょう。
なお、夫婦ともに自営業やフリーランスの場合は国民年金のみとなります。
モデル世帯とくらべて年金額が大きく下がること前提に、年金以外の老後資金が必須と考えておくほうがよいでしょう。