4.「厚生年金と国民年金」最新・令和3年度の平均年金月額はいくらか
リタイア世帯の貯蓄を見てきたものの、年金への不安は年々高まっています。
2022年12月26日に公表された厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、最新の国民年金と厚生年金の平均月額は以下の通り。
4.1 国民(基礎)年金の平均年金月額(令和3年度)
5万6368円
4.2 厚生年金の平均年金月額(令和3年度)
14万3965円
国民年金では5万円台、厚生年金では14万円台となっています。
ご家庭で加入している年金や加入状況により差が大きいですが、たとえば厚生年金の夫と国民年金のみの妻であれば、平均で月約20万円となります。
ここから税金や社会保険料を引き、生活するとなると、年金のみでの生活は厳しいご家庭が多いでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。