毎月いくら預貯金のつみたてが必要なのか

この大学進学費用を、毎月預貯金で積み立てる場合を考えてみましょう。

先ほどの、近畿大学・経営学部を4年間で卒業するために必要な費用「約480万円」を、「10年間」と「18年間」それぞれを準備期間とした場合、毎月の積立額はどのくらいになるか計算してみます。

10年かけて準備する場合

まずはさきほどの「480万円」を、120か月(10年)で割ります。

480万円÷120カ月=4万円

毎月この金額を「欠かさず」貯蓄に回すことは、ときにはしんどいこともあるでしょう。

では、生まれた直後に預貯金をはじめたらどうでしょうか。

18年かけて準備する場合

同じ金額を、今度は216か月(18年)で割ってみます。

480万円÷216か月=約2万2000円

生まれた直後から積立を始めた場合は、ひと月約2万2000円をつみたてていく必要があることがわかりました。

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大学進学費用を、上手に準備していくためには?

家計の経済状況は世帯ごとに異なります。未来を支える子どもたちの夢をかなえるために、親はできる限りのサポートをしていきたいものですね。

上記に挙げた納付金以外にも、大学で学ぶためには多くのお金がかかります。通学定期、パソコン購入費、自宅外から通う場合であればアパート費用など、それぞれの状況に合わせて準備しておく必要もあるでしょう。

大学進学を見据えた教育費の準備は、先手先手で進めていけるとよいですね。超低金利が続くいま、預貯金と資産運用をうまく組み合わる視点も求められているといえそうです。

参考資料

LIMO編集部