4. 自分で月6万円の貯金ができる人は
厚生年金で月6万円の保険料を納めるには、どうしても年収の壁が出てきます。
しかし、自分で毎月6万円の貯金ができれば40年で2880万円の老後資金が準備できます。
仮に厚生年金の受給額10万円+2880万円の貯金から月20万円ずつ取り崩していったとすると、65歳から12年間は月収30万円の生活ができることになります。
とはいえ現在の銀行の預金金利はほとんどゼロといって良い水準に低下しています。
せっかくお金を積み立てるのであれば、もっと積極的にお金を増やしたいと感じている方、月々貯蓄に回せる金額はそこまで多くないという方は投資信託や個人年金などの金融商品を取り入れてみるのもおすすめです。
銀行預金と異なり元本保証はありませんが、時間をかけて積み立てることで長期的に見れば資産を効率よく増やすことを期待できます。
年金の受給額や受給開始年齢が変わっていったとしても、老後に困らないよう備えておきたいですね。
参考資料
- 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)10月分」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和2年9月(10月納付分)からの厚生年金保険料月額表(令和4年度版)」
- マネイロメディア「ケース別 厚生年金保険料はいくら払う?年金はいくらもらえる?」
尾崎 絵実