今年もいよいよ残り少なくなってきました。新年の準備などで忙しくされている方も多いことでしょう。
日本では昔から新しい年を迎える際に、何かと縁起をかつぐ習慣があります。今回は来たる新年がよい年になるように、縁起がよいとされる花や庭木を紹介します(※編集部注)。
【参考記事】【玄関ガーデニング】年末年始こそ飾りたい。キレイで華やかな植物・オススメ6選
正月に花を飾る意味は?
日本古来より正月は単に新しい年を祝うだけでなく、五穀豊穣の神である「年神様(としがみさま)」をお迎えし、日頃の感謝を神様に伝えるためおもてなしをするという意味合いがあります。
家をきれいに大掃除して玄関や居間に新鮮な花を生けるのは、年神様に歓迎の気持ちを表すため。昔は家の前に松・竹・梅で作った門松を置き、年神様が家を訪れる際の目印にしました。
近年では門松を置く家も少なくなりましたが、年末年始は普段より来客が増える時期。お客様が気持ちよく訪問できるように、美しい花を飾ってお迎えしましょう。
縁起のよい植物とは?
人と植物は古代から深い関りがあり、神聖な行事には必ずといっていいほど植物を使ってきました。また大きな樹木には神が宿るとされ、堂々とした「ご神木」が立っています。
縁起がよいとされている植物は、1年中イキイキとした緑の葉を茂らせ、強健で生命力の強さを感じさせるもの。実が鈴なりになる植物も豊穣や子孫繁栄をイメージさせるので、縁起がよいとされています。
縁起がよく新年にふさわしい花4選
キク
高貴な花として皇室の紋章にもなっているキク。平安時代には9月の「重陽の節句」で、キクを見ながらお酒を酌み交わし、長寿を祈る習慣がありました。
日本では仏事にも使われるため、白以外の華やかな色合いのキクや小ぶりのスプレーマムを飾るとよいでしょう。※参考価格:200~300円前後(1本)
ハボタン
ハボタンはお正月の定番花。年末になると店頭に大小さまざまなハボタンが並びます。春に黄色い花が咲きますが、観賞に値するのは大きな美しい葉です。
葉が幾重にもなる様子が、「幸運が重なる」ということでめでたいとされています。葉の色が紅白なのも新年のお祝いにピッタリです。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)
新年が格調高く華やぐ「ウメ&ラン」
ウメ
爽やかな甘い香りを漂わせ、松や竹とともに縁起がよいとされるウメ。2~3月にかけていち早く咲きだし、寒さの中でも元気に咲く様子が希望を象徴しているといわれています。
白梅と紅梅の品種があるのも縁起がよいとされる理由のひとつです。※参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)
ラン
ランは上品な華やかさがあり、お祝いの席では欠かせない花。高貴な印象があり格式の高いパーティーや祝賀会などによく飾られます。
育てやすいシンビジウムや華麗なコチョウランなど、品種が豊富。ゴージャスな雰囲気で、ひと鉢あるだけで存在感を発揮するでしょう。※参考価格:3000~6000円前後(4号鉢)
縁起がよく新年にふさわしい庭木4選
金のなる木
ふっくらとした肉厚の葉がカワイイ金のなる木。かつて枝に5円玉を通して売り出されたことから、「金運を呼ぶ木」として人気が出ました。
現代でも縁起をかついで、玄関前に置かれているのをよく見かけます。参考価格:600~1500円前後(4号鉢)
マンリョウ
マンリョウは冬に真っ赤な実が数え切れないほど多く垂れ下がる様子が名前の由来。子孫繁栄をイメージさせるとされ、縁起がよい木としてお正月によく飾られるようになりました。
また巨財をもたらすということで、金運アップにも効果があるといわれています。参考価格:300~800円前後(3号ポット苗)
ミリオンバンブー
竹に似ていますが、実は竹ではなく観葉植物であるドラセナの一種のミリオンバンブー。中国や台湾では幸運をもたらす植物として神棚に供えられます。
しっかりした太い茎からピンと伸びる細長い葉が、エネルギッシュな印象です。※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)
赤い実が大人キュートな縁起モノ植物
ナンテン
ナンテンは「難を転じる」木というのが名前の由来。厄除けとして利用されている庭木です。日当たりに恵まれていないところでも育つので、日本では鬼門とされる庭の北東方向に植えられています。
常緑の葉も美しく、和風料理の飾り葉としても重宝します。※参考価格:500~800円前後(4号ポット苗)
まとめにかえて
昔から縁起がよい植物といわれ、お正月の生け花などにもよく使われてきた花や庭木。それぞれに理由や意味があり、古くから日本人の生活に深い関りをもってきました。
現代では伝統や習慣が薄れつつありますが、お正月だけでも縁起のよい花を飾って幸運を迎え入れませんか。










