3. 60歳代で「貯蓄2000万円」の割合はどのくらい?平均の影に隠れた格差
つづいて金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」から、現在の60代の貯蓄額をみていきます。
- 100万円未満:6.4%
- 100~200万円未満:4.8%
- 200~300万円未満:3.4%
- 300~400万円未満:3.3%
- 400~500万円未満:2.6%
- 500~700万円未満:5.9%
- 700~1000万円未満:5.3%
- 1000~1500万円未満:8.4%
- 1500~2000万円未満:6.0%
- 2000~3000万円未満:9.6%
- 3000万円以上:22.8%
- 無回答:2.6%
60代の平均貯蓄額は2427万円で、一見目標の2000万円をクリアしているかのようです。
しかし中央値では810万円、貯蓄ゼロ世帯は全体の2割という結果になりました。
2000万円以上の貯蓄がある世帯は約3割超ですから、平均の影には大きな格差が隠れているといえます。