2. 老後の生活費と介護費用、合計でどのくらい必要なのか

老後の期間が約30年、そのうち後半は仕事に就かないと仮定した場合、先ほどの年間80万円の取り崩し×15年=1200万円。

生命保険文化センター「2021年(令和3)年度 生命保険に関する実態調査」から、平均介護費用約581万円をあわせると約1780万円が必要になる計算です。

ただし、介護にかかる月額費用は前回調査よりも平均5000円増加し月額8.3万円。
介護期間は「6ヵ月未満」「2~3年」は減少しているのにたいし、「3~4年」「4~10年未満」「10年以上」の割合は増加しており全体的に長期化の傾向にあります。

将来的な傾向もふくめると、老後資金として2000万円程度はみておきたいところでしょう。