新しいセカンドライフモデルの考察
現在60歳代で貯蓄4000万円ある世帯では、厚生年金をしっかり貰える場合において、余裕あるセカンドライフを送ることができるでしょう。
住宅ローンなどの負債を負いつつ働く現役世代にとってはうらやましい限りです。
しかし、今の現役世代がセカンドライフを送る時期になると、余裕あるセカンドライフのモデルケースは一変している可能性があります。
60歳、65歳で定年退職し年金をもらいつつセカンドライフを送るという従来のスタイルは形骸化し、消滅する可能性が高いです。
今後は医療の進歩によって健康寿命は伸び、年金受給開始の年齢も引き上げられるため、働く期間が増えると見られています。
老後資金の形成とともに、いかに長い間、健やかな精神で働くことができるか、という点にも考えつつ、老後の生活を設計しなければいけません。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。