筆者は資産運用のコンサルティング業務を行っていますが、「50歳でFIREを目指したいけどどうしたらいいですか?」という相談を多く受けるようになりました。

FIREとは、”Financial Independence, Retire Early”の略で「経済的に自立して、早期に退職する」という意味です。

働かずして毎月収入を得る生活ができればとても魅力的ですよね。

最近では「サイドFIRE」という言葉もでてきました。100%不労所得のみで生活するのではなく「不労所得+労働収入」で必要な分だけ働きながら自由度高く生活するライフスタイルです。

ただそれを実現している人はどれぐらいいるのでしょうか。会社員の場合は、厚生年金を老後資金の軸に、生活を送る方が大半ではないでしょうか。

そこで今回は、そうした「普通の会社員」でもFIREを目指すための2つの方法と注意点を紹介していきます。

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不労所得とは

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「不労所得」とは働かないで得る所得のことで、利子・配当金・家賃・地代などが該当します。

一方で、働いて得る収入は「勤労所得」と呼ばれます。収入を得るためには労働が必要ですから、「不労所得」とは対局に位置する収入といえます。

いつまでも健康で「勤労所得」を得続けることは難しいでしょう。老後に向けて公的年金の軸とは別に継続的な収入源の確保したい方には、株式や不動産への投資は選択肢の一つとなります。