【年収1000万円】扶養家族がいる場合の手取りを試算

扶養する家族がいる場合といない場合では、同じ年収でも手取り額に違いが生じます。

配偶者や子、親など扶養する家族がいる場合は、配偶者控除や扶養控除の対象となり、課税される所得額を小さくさせるため、支払う所得税が少なくなります。結果として手取り額の割合も増えることになります。

たとえば収入のない配偶者がいるなら配偶者控除38万円、17歳の子どもが1人なら扶養控除38万円を⑵の式に取り込みます。

805万円-基礎控除48万円-社会保険料約132万円-配偶者控除38万円-扶養控除38万円=549万円(課税所得金額)

上記の表から所得税を算出すると549万円×20%-42万7500円=67万500円です。

住民税を⑵の課税所得金額の10%とすると54万9000円。

手取りをみてみましょう。年収から税金や社会保険料を差し引くと、約746万円です。

年収1000万円の手取り額を独身の場合と配偶者を扶養している場合で比較してみると

出所:筆者作成

扶養する家族がいれば、控除額が増えることで、手取り額が増えることがわかります。