4. 株式投資の配当金
株式投資でも不労所得を得ることは可能です。株式投資は企業の株式を購入して株主となり、株価が値上がりしたタイミングで売却することで売却益を得る方法がよく知られています。
しかし、株式を保有している企業が利益を出した場合、投資家に利益の一部を配当金として還元する企業もあります。
業績次第で必ず企業が配当金を還元するとは限りませんが、配当金を出す企業の株式を複数銘柄保有することで比較的安定した配当金収入を得られるでしょう。
株式投資は100株単位でしか購入できないというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、単元未満株といって、100株単位に満たなくても株式投資ができる環境が整っています。
1株2000円の株式があった場合、100株単位でしか取引ができなければ20万円の資金が必要になりますが、1株単位なら、2000円から株式投資がスタートできます。
特に米国株は、年に数回の配当金を出している企業もあるため、配当金を狙うときは、国内株式だけではなく、米国株などの海外株式にも目を向けるとよいかもしれません。なお米国株は1株単位で売買が可能です。
5. 投資信託の分配金
投資信託は複数の資産(株式や債券など)や銘柄(A社の株式・B社の株式など)を運用し、投資家に還元する仕組みです。
投資家は投資信託を選ぶだけで、個別の資産や銘柄の選定は投資信託を運用する側に任せられるという特徴があります。
また、投資信託も購入時よりも高い基準価格(株式でいう株価にあたるもの)で売却益を得る投資方法が一般的です。
しかし投資信託にも、定期的に分配金というインカムゲインを出しているタイプがあります。
投資信託の分配金は信託財産の中から支払われる特性上、分配金を出すと基準価格が下がるというデメリットもありますが、安定した不労所得が得られる点では魅力的な商品です。
なお、投資信託の分配金も、必ず支払われるとは限りません。分配金が出る投資信託を複数保有して、分配金が支払われないリスクを極力を抑えましょう。
なお投資信託自体は100円から購入できる商品も増えていますが、分配金目的の場合は1~2万円程度の予算が必要です。