使わなかった保険が返ってくる医療保険のデメリット

デメリットとしては次の3つが考えられます。

1. 保険料が通常の医療保険よりも割高

健康還付給付金型は、将来、使わなかった保険が返ってくることを前提にしているため、通常契約の医療保険と比べ、割高な保険料を負担することになります。

また、健康還付給付金を受け取ったあとは、割高な保険料を継続的に支払わなくてはいけません。

若いうちに契約した保険であれば、保険料負担が安いという点がメリットです。しかし、健康還付給付金がついているだけで、若いうちに契約したにもかかわらず、割高になってしまうのはデメリットといえます。

2. 終身型は一度加入すると見直しがしにくい

医療保険については、年々変わる医療制度、治療方法にあわせ、保障内容が改定されていきます。

古い保障を持っているよりも、新しい保障へ見直しする方がよい場合もあります。終身型だけであれば、割安な保険料なので、見直しを検討することも可能かもしれません。

しかし、健康還付給付金がついている保険の解約は慎重になる必要があります。小回りが利かない点はデメリットといえるでしょう。

3. 流動性が低い

健康還付給付金がついた医療保険は、保障と貯蓄という2つの機能を備えているように思います。

しかし貯蓄部分については、銀行預金のように、自分が必要なときいつでも出金できるものではありません。

契約を結んだとおりに、一時金が受け取れるだけです。そういった点を考えると、流動性が低く使い勝手がよいとはいえません。