老後の準備状況

2021年3月に内閣府から発表された、「第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」を確認してみましょう。この調査は、5年に1度行われています。

出所:内閣府「第9回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」をもとに筆者作成

50歳代までに「老後の経済生活に備えて、特にしていたこと」を調べてみたところ、第8回と第9回にかけて「預貯金」と「債券・株式の保有、投資信託」が増え、「特に何もしていない」は、約4割から3割以下までに減っています。

それだけ老後に不安があり、準備しなければならないということが確認できます。

国も、国民年金の支払い時期を65歳までに延ばすというような報道もありました。

また、「貯蓄から投資」を掲げ、NISAやiDeCoなどの税制優遇の制度も始まっているため、まだ始めていない方は利用を検討してみてもいいでしょう。