75日線付近で下値をサポートされ反発

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

前週はローソク足の実体が25日移動平均線を割り込んだものの、75日移動平均線付近で下げ止まっていました。

先週はそれを維持できるか注目されていました。実際には、75日線付近で下値をサポートされるような動きになり、週末には大きな陽線となって反発、25日線も回復しました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。

2022年11月24日に高値(2万8502円)を付けて以来、やや軟調でしたが、75日線付近まで下がるとしっかりと押し目が入っています。今週、25日線を割るようなことがなければ、目線は上に持っていいでしょう。

その場合、2022年11月24日の高値のほか、2022年9月13日の高値(2万8659円)、2022年8月17日の高値(2万9222円)あたりが目標になってきます。

逆に今週、25日線や75日線を下回るようであれば注意が必要です。

ただし、このあたりは過去に売買が積みあがっているところでもあり、つるべ落としのように下落するような動きにはならないでしょう。200日線付近で下げ止まることも考えられます。

そうなれば、押し目買いの好機と考えていいでしょう。判断が難しいようであれば、25日線を上放れするのを確認してから買い出動しても遅くはないでしょう。

参考資料

下原 一晃