お子さんの教育費をトータルで考えたとき、多くの場合、最も負担が重いのが「大学進学費用」でしょう。
0歳児の頃から学資保険や定期預金などでコツコツと準備を進めているご家庭も多いはず。
とはいえ、超低金利状態が続く今日では、学資保険の返戻率も低下しています。10年から20年の長期間かけて準備しても、資金はほとんど育たない……。親にとっては厳しい時代といえるでしょう。
LIMO編集部では、「大学の学費」にフォーカスしていきます。注目度の高い大学・学部をピックアップ。入学金や授業料などがどのくらいか、大学の開示資料をもとに見ていきます。
今回は、慶應義塾大学・商学部を取り上げます。
同学部を卒業するまでに、どのくらいお金が必要となるか見ていきましょう
【注目記事】【大学学費】入学費用だけで私立文系は平均約80万円「4年間の学費」はいくらか
慶應義塾大学・商学部の学費の構成(2023年度)
慶應義塾大学商学部の初年度納付金、および在学生納付金は、それぞれ以下のような構成となっています。
初年度納付金
- 入学金:20万円
- 在籍基本料:6万円
- 授業料:90万円
- 施設設備費:21万円
- その他の費用※:9850円
合計:137万9850円
※その他費用に学生健康保険互助組合加入費(100円)を含みます。
在学生納付金
- 在籍基本料:6万円
- 授業料:90万円
- 施設設備費:21万円
- その他の費用:9750円
合計:117万9750円
慶應義塾大学・商学部を4年間で卒業した場合、学費はいくら必要なのか
ここまでの数字を計算してみましょう。
初年度納付金+在学生納付金×3年=491万9100円
以上のような結果となりました。
仮に、この授業料を預貯金で準備するとなると、毎月いくらつみたてる必要があるのでしょうか。
毎月いくらの預貯金が必要なのか
この大学進学費用を、毎月預貯金で積み立てる場合を考えてみましょう。
先ほどの4年間に必要な授業料をいったん「約490万円」とし、「10年間」と「18年間」それぞれを準備期間とした場合、毎月の積立額はどのくらいになるか計算してみます。
今回は、以下の2つの準備期間があったとして考えてみましょう。
10年の準備期間
先ほどの4年間に必要な授業料を120カ月(10年間)で割ります(小数点以下、切り捨て)。
490万円÷120カ月=4万833円
毎月約4万1000円の預貯金というのは意外としんどいという印象もあるのではないでしょうか。
では、生まれた直後に預貯金をはじめたらどうでしょうか。
18年の準備期間
今度は18年間かけて準備した場合を考えてみましょう。先ほどの4年間に必要な授業料を216カ月で割ります(小数点以下、切り捨て)。
490万円÷216カ月=2万2685円
生まれた直後でも毎月約2万3000円を積み立てていく必要がありますね。
子どもの「大学進学費用」は先手先手で準備を
家計の事情は世帯によってさまざまですが、毎月「欠かさず」貯蓄を続けることを考えると、決して小さな金額ではないことが分かります。お子さんが2人・3人いらっしゃるご家庭であればなおさらのこと。
大学進学を見据えた教育費の準備は、先手先手で進めていきたいものです。預貯金と資産運用を上手に組み合わせていく視点が求められる時代になったといえそうです。

