おひとりさまの厳しい老後の現実。柱は年金と貯蓄に

40~50歳代のおひとりさまの貯蓄を見てきましたが、老後生活の柱は「年金と貯蓄」です。

まずはねんきん定期便やねんきんネットを利用して、将来の年金受給額を試算するといいでしょう。

ねんきんネットであれば、今の加入状況が継続すると仮定した将来の年金見込額を自動で試算できます。

出所:日本年金機構「「ねんきんネット」による年金見込額試算」

ただし少子高齢化の影響により、年金額が将来下がることは想定しておきたいところ。

また、今から公的年金を増やすことを考えるのもいいでしょう。

たとえば2022年10月にはパートの社会保険料の適用が拡大されました。厚生年金に加入する、また厚生年金に加入していれば収入を増やすなどして、将来の年金額を増やす検討をおすすめします。

あわせて40~50歳代であれば老後まで十~二十数年あるので、「先取り貯金」を利用して計画的な貯蓄をおこなうとよいでしょう。