50歳代こそはじめたい「老後のための備え」

国民年金保険料の納付期間の延長が検討されるように、年金制度をはじめとして、今後老後生活に関係する制度変更が他にもおこなわれることは十分考えられます。

また、少子高齢化の現代において、年金受給額が下がることは十分考えられるでしょう。

50歳代から行いたい老後の備えは以下の通りです。

50歳代で行いたい資産形成1.夫婦での生活水準を見直す

お子さんが巣立つと夫婦のみの生活になります。

育児中は何かと外食したり、ファミリーカーに乗ったりとされている方も多いですが、生活水準を夫婦2人に見直しましょう。

特に外食や車、家などを見直すと家計への影響も大きくなります。

50歳代で行いたい資産形成2.ねんきん定期便で年金額を確認する

50歳以上になれば、ねんきん定期便で将来の受給見込額が確認できます。

出所:日本年金機構「「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)」

ご自身の年金の見込額を知ることで、老後資金準備もしやすいでしょう。

50歳代で行いたい資産形成3.一部で積立投資を検討する

貯蓄の基本は「先取り貯蓄」なので、まずは毎月一定額を貯める先取り貯金をはじめましょう。

すでにされている方は、一部で運用を行う積立投資をされてもいいでしょう。今はつみたてNISAなど、運用益にかかる税金が非課税になる制度もあります。

積立投資は長期間運用することで、利息に利息がつく複利効果を期待するものです。

ただ投資はリスクがありますし、年代によってとれるリスクも異なります。情報収集を行い、納得の行く投資方法や金融商品、投資対象を選びましょう。

50歳代で行いたい資産形成4.長く働く仕事を検討する

今は60歳代で働く方も多いですが、今後60歳代も働く流れは加速するでしょう。50歳代のうちから、60歳代になっても働ける仕事について考えてくださいね。