株式を買う際、配当や優待だけでなく、気になるのが「株価の変動」でしょう。
配当や優待を受けていても、株価の変動は社会情勢や企業業績などによって時に大きく動くため、「株価の値上がり・値下がり」は株式投資において見逃せない要因です。
今回は商船三井(9104)について、「1年前に100株を買った人の本当のリターン」を確認します。
- 商船三井の配当金リターンは12万円
- 商船三井の株主優待のリターン4万4600円
- 商船三井の株式投資のトータル・リターンは+120.8%
上記のような結果となっていますが、それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 商船三井「配当金」のリターンはいくらか
商船三井の株式を1年前に買って持ち続けると、2022年3月期の期末配当と2023年3月中間配当の計2回を受け取ることができます。
なお、今回は配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2021年11月29日
- 株式の取得価格:2213円(取得日の終値)
- 2022年3月期・期末配当:900円
- 2023年3月期・中間配当:300円
- 100株ベースの配当金のリターン:12万円
では、株主優待のリターンを計算していきましょう。