3. わたしはどのくらい年金をもらえそう?
男女いずれも、いざ年金を受取るタイミングで「こんなはずじゃなかったのに…」と肩を落とす事態は避けたいものですね。
ねんきん定期便やねんきんネットなどを活用し、「今から」年金額を確認することをおすすめします。
公的な年金だけに頼らず、自助努力で「今から」準備できれば、安心してセカンドライフを迎えることができるでしょう。とはいえ、銀行などの預貯金だけでは、どれだけ時間があっても、効率よくお金を増やしていくことは難しい時代となっています。
そこで視野に入れたいのが、「お金にも働いてもらう=資産運用」の活用です。
資産運用には「長期・分散・積立」という3つのキーワードがあります。貯蓄とは異なり、資産運用には元本保証はありません。そのため、集中的に投資をするのではなく、リスクを分散しながら積立を長期間で行えるかどうかがカギを握ります。
4. 「老後の資金」は自分でつくる発想を
金融商品や資産運用のスタイルにはさまざまなものがあります。また、効率よくお金を育てていくためには、その中からご自身に合うものを見極める目が必要となるでしょう。
投資初心者の方の場合は、まずは情報収集からスタートしてみませんか?リスクやメリットをじゅうぶん理解したうえで、資産運用のはじめの一歩を踏み出せるとよいですね。
参考資料
- 国立社会保障・人口問題研究所「2018(平成30)年推計の『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』」国立社会保障・人口問題研究所「2018(平成30)年推計の『日本の世帯数の将来推計(全国推計)』」
- 厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」
吉田 奈都子