2. 「厚生年金の月額」ひとりで15万円超の人はどれ程いるの?
ここからが本題です。厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業年報」から、厚生年金保険(第1号)の年金月額をみていきましょう。
※厚生年金保険(第1号)の年金月額は、基礎年金(国民年金)部分を含みます。
2.1 厚生年金保険(第1号)平均年金月額
全体…14万4268円(男子…16万4770円・女子…10万3159円)
平均受給額の男女差は約6万円。この差は非常に大きく感じますね。
全体の平均額以上(15万円以上)をもらっている割合をみていくと、男性全体では約65%、対して女性全体では約10%という結果となりました。
女性の場合、結婚や出産、育児などで家庭に入る可能性が高いため、平均受給額が低くなっていると考えられるでしょう。
特に「女性のシングル世帯」の場合は、老後のお金対策をしっかり進めておいたほうがよさそうですね。