5. 「スコップ」と「シャベル」の違い

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「スコップ」「シャベル」と聞いて、みなさんはどのようなものを想像しましたか?一時期SNSでも話題になりましたが、関東では大きいものを「スコップ」、片手で扱える小さいものを「シャベル」と呼ぶようです。

一方関西では大きいものを「シャベル」、小型のものを「スコップ」と呼ぶことが多く、なんだか混乱しそうになりますね。

参考までに、製品の基準を定めるJIS規格では、砂をすくう部分に足を掛けられないものを「スコップ」、足を掛けられるものを「シャベル」と定義しています。

「じゃあスコップとシャベルの違いは、足を掛けられるかなのでは?」と考えられますが、JIS規格はあくまで製品の基準を定めるもの。呼び方の地域差まで分析するのは少々難しそうです。

とはいえ「シャベル」と「スコップ」の呼び方の違いは、その地域らしさが伺えて興味深いものです。友人や家族にも、「これ何て呼ぶ?」と話題にしてみてください。

まだまだある!関東人が驚く関西の常識

今回紹介した関東人が驚く関西の常識は、ほんの一部です。

エスカレーターの乗る位置やカレーに入れるお肉以外にも、「たぬきうどん」の認識の違い、畳の大きさ、地蔵盆の習慣(関西・北陸等の一部地域)など、挙げればきりがありません。

関東と関西の違いは、意外と身近なところでも見られます。旅行・出張でほかの地域を訪れたり、学校・職場でいろんな地域の人と話したりしていると、新しい発見があるかもしれませんね。

※「関東」「関西」といっても範囲が広いため、全ての地域にあてはまるわけではないことにご留意ください。

参考資料

LIMO編集部