1. エスカレーターの乗る位置

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まず挙げられる東西の違いは、エスカレーターの乗る位置です。関東は左側に立つことが多いですが、関西では右側に立つケースが多い傾向にあります。

初めて関東から関西に訪れて、なんとなくエスカレーターに乗ったら立つ位置が反対で、気まずい思いをした人もちらほらいるようです。

しかし「関西」とひとまとめにしても、地域ごとに細かく見ていくと必ずしも「関西は右側」と言い切れないことも。例えば京都に行くと、関西なのにエスカレーターの左側に立つ機会がよくあります。

京都は毎日国内外から大勢の観光客が訪れるため、エスカレーターの立つ位置がほかの地域のように定まりにくいのが理由の1つ。

前の人が右側に立っていたら自分も右に、前の人が左側に立っていたら自分も左に立つことが多いようです。

2. お好み焼きの食べ方

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関西のソウルフード「粉もん」であるお好み焼きの食べ方にも、関東と関西で違いがあります。まず挙げられるのは、お好み焼きの切り方です。

関東ではピザのように切り、関西では四角い格子状に切るのが主流です。このような違いが生まれた理由の1つは、関東では「お好み焼きはみんなでシェアするもの」、関西では「お好み焼きは1人1枚食べるもの」と考えられているため。

またお好み焼きをおかずに白米を食べる機会も、関西の方が多いとのことです。「濃いめのソースがご飯とよく合う!」という意見がある一方で、ほかの地域からは「炭水化物+炭水化物ってどうなの?」という声もあります。

飲み会などでお好み焼き屋に行くと、地域や家庭ごとの食べ方の違いが話のネタになるかもしれませんね。