3. 老後資金「どうやって準備する?」

ここからは、老後に向けて「3000万円」を準備していく方法を考えてみます。

銀行などの「預貯金だけ」で30年間で貯めようとすると、毎月8万円程度を積み立てていく必要がありますね。

現役世代であれば、老後資金よりも、住宅ローンや教育費といった目前の出費が家計を圧迫しているケースも多いでしょう。この8万円という金額を毎月欠かさず貯蓄にまわしていくことは、多くの世帯にとって現実的ではないはずです。

しかし、同じ30年で「資産運用」を行った場合はどうでしょうか。

年6%の複利で資産運用ができた場合、30年後に「3000万円」達成するために必要な毎月の積立額は3万円程度です。

低金利が続き、銀行などの預貯金につく利息はわずか。資産を増やすことには残念ながら繋がりにくいです。もちろん預貯金をしっかりキープすることは大切ですが、同時並行で「お金に働いてもらう」資産運用を視野に入れる好機であるともいえそうです。