2020年の今日公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。
(初公開日:2020年11月25日)

「お金持ちの人たちには、意外な共通点がある」

日頃から資産家や富裕層、いわゆる「お金持ち」の人と接点を持つ、証券会社ではたらく人たちは、みんなそう感じているようです。ちょっと気になる話ですよね。その共通点ってどんなものなのでしょうか。今回は証券会社に勤務する4人に、じっくりお話してもらいました。

【注目記事】「富裕層」で質素倹約を貫く人も。「お金持ちの節約術4選」を元銀行員が語る

1. 「見栄を張らない」

20代女性のA美さんが勤務する支店は、都内でも有数の高級住宅街に多くの顧客を持ちます。A美さんが、ここに配属されてすぐに感じたのは、いわゆる富裕層の方たちは、みんな共通して、「お金持ちの人ほど、見栄を張らない」ということ。

「ふつう、他人の目って気になりますよね。こんなこと聞いたら無知だと思われるんじゃないか、とか、相手が引くんじゃないかとか…。でも、お金持ちの人たちは、自分が気になった点は納得するまで質問してきます。こちらがしつこいと思うくらい、同じことを何度も確認してくる人も多いですね。

でもそれは、自分のお金を投資に回す前にしっかり納得したい、という気持ちが強いから。こちらの提案に対する疑問点が完全にクリアにならない限り、お金は投資に回さない、という意思表示なのでしょう」と話します。

A美さん曰く、いわゆる「富裕層」には、言葉を選び、相手に敬意を払いながら話す人が多いとのこと。しかし、聞きづらいからという理由でガマンしたり、恥ずかしがって遠回しなたずね方をしたりする人は、ほぼいない、とのこと。

「質問の核心から入ることがほとんどですね。こちらからの回答は、まず結論から求められることが多いです。“時は金なり”ということでしょうか」

A美さんは、「仕事柄、ほんとうのお金持ちから学んでいるはずなのに…。私ときたら、サロンやお店のスタッフの営業トークに弱いんですよね。ケチ臭いと思われるのがイヤで、ムダなオプションをつけたり、要らないものまで買ってしまったりす…。へんなところで見栄っぱりなのかな?これじゃ、お金持ちへの道のりは遠いですよね」と笑いながら語ってくれました。