「LIFE SHIFT」の著者であるリンダ・グラットン教授が提言した「人生100年時代」。
これから寿命が延びていく時代において、今後は従来とは異なるライフプランが求められるという意味を持ちます。
長寿化にともない私たちが意識すべきは、将来の老後生活に向けた資産形成です。自助努力が求められる中、資産形成のための一つの手段として「投資信託」があげられます。
この記事では、
- 投資信託の仕組みと特徴
- どのくらい選ばれているのか
- 損失を出したくない人に向けた商品の選び方や注意点
について解説します。
投資信託とは。特徴3選
投資信託とは、各投資家が出資したお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用し、その運用成果が投資家の投資額に応じて分配される金融商品のことをいいます。
一つの投資信託商品のことを「ファンド」と呼びます。
投資先は運用の専門家が選択する
どの株式や債券に投資するかは、投資信託ごとの運用方針にもとづいて専門家が行います。この専門家のことをファンドマネージャーといいます。
投資家は「元本の安全性を確保したい」や「収益性を高めたい」など、自身の意向に沿った運用方針を持つファンドに自己資金を投資する仕組みです。
投資家は運用によって得られた利益を受け取る
ファンドマネージャーは投資家から集められた資金をもとに、株式や債券への投資・運用を行います。
投資家はその結果得られた利益を、自身の投資額に応じた割合で分配金として受け取ります。
運用成績は投資家に帰属する
運用はファンドマネージャーによって行われますが、必ずしも利益が約束されているわけではありません。運用成績は市場環境によって変動するため、利益が得られる場合もあれば、損失が発生する可能性もあります。
こうした運用成績は全て投資家に帰属します。そのため投資信託は元本が保証されている金融商品ではないため、注意が必要です。