投資信託をする人はどのくらい?みんなやっているのか

将来に向けた資産形成の手段として、投資信託を選択している人はどのくらいいるのでしょうか?データで読む、日本人の投資に対する意向について見ていきましょう。

みんなが選択している資産形成の手段は?

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」(2021年)によると、二人以上世帯が現在保有している主な金融商品の割合は、以下のとおりです。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」(2021年)を参考に筆者作成

最も多いのは預貯金ですが、株式や投資信託の保有が約30%を占めるなど、リスク性の高い資産形成への関心度の高さが表れています。

投資を行う人は増加している

同じく金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」(2021年)を見ると、投資に対する意識の変化が見られます。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」(2021年)を参考に筆者作成

金融資産を選択する際に重視することとして、最も多いのが「収益性」で34.9%、次いで「安全性」が29.2%となっています。

安全性以上に収益性を求める意向は年々増加傾向にあります。銀行預金が低金利であること、また老後生活への不安などから、リスク性の高い資産形成に意識が向いているといえます。