1. 桜餅

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立春から4月ごろまでよく目にする季節の和菓子・桜餅。関東では水で溶いた小麦粉をクレープのように焼き、餡を包んだものを目にする機会がよくあります。

一方関西の桜餅では、もっちりとした道明寺に餡を包んだものが主流。道明寺は水に浸したもち米を干した後に荒く挽いたもので、もち米ならではのもちもち感と米粒が少し残ったツブツブ感を同時に楽しめるのが魅力です。

関東と関西の桜餅の共通点は、皮や餅がほんのりとしたピンク色で、外側に桜の葉を巻いているところ。

お店によっては桜の塩漬けを乗せているところや、白い桜餅を販売しているところもあるので、ぜひ食べ比べてみてください。

2. 海苔

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ご飯のお供として人気がある海苔にも、関東と関西では違いがあります。黒っぽい見た目は似ているのですが、味がいくぶんか異なるのです。

関東で主流の焼き海苔は味が薄めで、ほんのりと磯の香りを感じられるのが特徴。関西でよく食べられている味付け海苔は醤油と砂糖でしっかりと味を付けており、白米と一緒に食べたくなる甘辛さが特色です。

少し前のセブン・イレブン公式Twitterの投稿では、地域ごとの好みや文化に合わせて、東日本では主に焼き海苔、西日本では主に味付け海苔をおにぎりに使っていることが明らかになりました。

旅行や出張で少し離れた地域を訪れるときは、料理に使う海苔の違いに着目してみるのもいいかもしれませんね。