5. たぬきうどん

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最後に紹介するのは、たぬきうどん。関東だと天かすをトッピングしたうどんを指します。

天かすをトッピングしたうどんを「たぬき」と呼ぶ理由は諸説ありますが、天ぷらのタネ(中の具材)が入っていない状態を「タネぬき」と言い、さらに短くなって「たぬき」と呼ぶようになったとされています。

一方関西では、そもそも「たぬきうどん」というメニューを耳にする機会が関東ほど多くありません。関西のなかでも京都エリアでのみ、刻んだ油揚げの上に葛餡を掛けたうどんを「たぬきうどん」と呼ぶようです。

関東のたぬきうどんは天かすを、関西(京都)のたぬきうどんは刻んだ油揚げをトッピングするのが東西の違いと言えるでしょう。