4. 60歳代に向けて年金と貯蓄を増やそう
今年のように、現役世代が老後を迎える頃も物価高が起こる可能性があります。
また、病気や介護が必要になるなど、もしもの時にも備えて貯蓄は準備しておきたいものです。
公的年金を増やすには収入を増やしたり、また共働きで夫婦ともに厚生年金に加入するのも一つでしょう。
その他に個人年金保険やiDeCoといった私的年金もあります。
貯蓄に関しては、一部で運用を取り入れる方法もあります。
政府は2023年度税制改正で、「つみたてNISA」の非課税期間(20年)を無期限とすることを検討すると各種メディアで報じられました。老後資金に運用を取り入れることで効率的に増やすことも可能でしょう。
ただし運用にはリスクがあるため、きちんとした情報収集や納得の行く運用が重要となります。
まずは自分ができる備えについて、情報収集から始めてみましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和2年4月分からの年金額等について」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)各種分類別データ]」
宮野 茉莉子