厚生年金「月平均14万円」の現役時代の年収とは?60歳代の貯蓄も確認
厚生年金の平均額を達成する年収目安とは
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この記事の3つのポイント
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厚生年金の月額平均受給額は約14万円
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厚生年金の平均受給額は年収で変わるが、実はばらつきが大きい
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60歳代の貯蓄の平均値は2000万円代だが、中央値は800万円代
寒い冬に向けて、また年末に向けても出費が増えるこれからの時期。
今年は物価高も相次ぎ、日々のやりくりに苦労した方も多いでしょう。12月は出費が多いものの、クリスマスや年末年始など、この一年の疲れを癒やすためにも楽しみたいですよね。
ただ、年金生活の方の場合、収入が限られているため、この冬を過ごそうか考えられる方も多いでしょう。
厚生労働省によると、厚生年金保険(第1号)の平均月額は14万4366円です。ただ年金は加入している年金や加入期間、厚生年金の場合は収入によっても将来の受給額が変わってきます。
老後生活を考える上で、年金受給額とその年収の目安を知っておくと良いでしょう。今回は厚生年金の平均月額を受け取る人の、現役時代の年収についてみていきます。
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執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。