追納すべき理由2. 追納することで節税できる

出所:日本年金機構「国民年金保険料の追納制度」

未納であれば2年以内、免除や納付猶予であれば10年以内の期限内に、国民年金保険料を追納すれば、所得税の額を算出する際、所得から一定の金額を差し引くことができる所得控除のうち、社会保険料控除になり、所得税や住民税が安くなります。

社会保険料控除の対象になるのは、その年中に追納したすべての国民年金保険料です。もし、2年分をまとめて納付したのであれば、そのすべてが対象になります。

追納することは、将来年金を満額受け取ることが目的ですが、副次的に節税もできます。

日々の生活もあるため、1年分・2年分まとめて追納が難しいということもあるかもしれません。そんなときは、毎月1か月分ずつ余計に支払うなど、無理のない範囲で納めると良いでしょう。

追納したら、忘れず確定申告で社会保険料控除を受けましょう。

まとめ

事情があって国民年金保険料が未納になることはあります。追納することで、将来の年金が満額に近づきますし、節税もできます。した方がいい結果につながるでしょう。

国民年金保険料がうっかり未納になっていないか、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」などで確認しておきましょう。

参考資料

舟本 美子