3. 年収200万円の人が受け取れる厚生年金はいくらか(年収別早見表)
ここでは厚生労働省が運用する「公的年金シミュレーター」を使い、年収200万円の人が受給できる年金額をシミュレーションしてみます。
3.1 シミュレーション条件
- 現在30歳
- 22歳~60歳まで働く予定
- 65歳から年金受給を開始
3.2 シミュレーション結果
年収200万円で38年間働いた場合、将来の年金額は116万円(老齢基礎年金を含む)となります。
実際には、生涯を通した平均年収が一定であることが少なく、変動するものでしょう。より詳細にシミュレーションしたい場合、ねんきんネットなどで確認できます。
また、他の年収ごとの年金早見表もまとめました。
実際に受け取る金額には、上記に国民年金(老齢基礎年金)が加算されます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)