3. 天引きされるお金の負担増に備える
年金から天引きされるお金の中でも、健康保険料と介護保険料については今後の負担が増える可能性が高いといえるでしょう。
上のグラフでも分かるように、実際に介護保険料はこの20年間で2倍以上まで上がりました。
高齢化が進むにつれて、要支援・要介護認定者も増えます。保険料が上がるのか、原則1割負担の負担割合を変えるのか、いずれにせよ、シニア世代の負担が軽くなる可能性は低いといえそうです。
健康保険料についても同じ。実際に、後期高齢者医療制度に限ってはこの10月から負担割合が2割へと引き上げられた方がいます。
「人生100年時代」。長寿をまっとうできればそれは喜ばしいことですが、長生きリスクを意識したお金の準備は必須であるといえそうです。