4. 価格ではなく価値に注目
「価格ではなく価値に注目」というのは、株式投資を行う際ごく普通に使われる概念ですが、それ以外の投資や資産形成でも十分に念頭に置くべきです。
「安物買いの銭失い」とよく言いますが、その投資対象が価値を持ち、本当に将来的に価格が上がり得るものなのかを判断しなければなりません。投資は1年や2年で終わるものではなく、バフェット氏のように何十年も取り組んで、ようやく果実が得られるものと考えたほうがいいのです。
ということは、投資の投資対象は、長期的に(たとえば30年としましょう)価値が上がり、結果として価格も上がるもの、30年後も継続運用されているもの、保有コストが低いもの等の条件で考えるべきです。
バフェット氏でさえ資産のほとんどを50代以降で大きく増やしたわけですから、一般の方であればなおさら、若いときから長期的な資産形成を考えておかないと、そもそも資産は残らないものなのです。