関西弁6. 自分

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関西弁において、「自分」という言葉は自分自身だけでなく、話し相手のことを指す場合があります。

使用例は「俺、この前転職してん。自分最近どんな?」(俺、この前転職したんだよ。あなたは最近どう?)、「自分この店行きたい言うてたよな」(あなた、このお店にいきたいって言っていたよね)など。

話の流れや前後の文脈から、「自分」が誰を指しているのか判断します。

ただし話し相手に向かって「自分」と呼びかけるのはかなり砕けた言い回しなので、上司・取引先・年上の親せき・あまり親しくない人などへは使わないのが一般的。

また同じ関西でも「自分」と言わない地域があり、使うときは少し注意が求められます。

関西弁7. せや

関西弁の「せや」は、標準語の「そうだ」を意味します。会話では、語尾に「~ねん」や「~で」を付けて使います。使用例は、「明日も部活?」に対して「せやねん」(そうなんだよ)、「次の会議は○月△日?」に対して「せやで」(そうですよ)などです。

関西弁8. ちゃう

「ちゃう」は、標準語で「違う」を意味する言葉です。会話で使うときは、語尾に「~で」を付けるのが基本。「テレビの配線これで合ってる?」に対して「ちゃうで」(違いますよ)という風に使います。

また語尾に「~ねん」を付け、文章の始めに「ちゃうねん」と言う場合も。この場合は否定するのではなく、「あのね」「聞いて」という意味が含まれることがあります。

会話の途中で「ちゃうねん」と言われても「否定された?」と考え込まず、相手の話を聞いてあげてくださいね。