ウィリアム・モリス(William Morris 1834-1896)は、ビクトリア朝時代のイギリスの思想家。小説やデザインなど多岐にわたって活躍しました。

「モダンデザインの父」とも称されたモリス。自然の植物や生き物をモチーフにした彼のデザインは、時代を超えて多くの人に愛され続けます。

今日は、ウィリアム・モリスが好み、デザインのモチーフとした植物を見ていきましょう。

ウィリアム・モリスのデザインに描かれた「優しき草花」8選

1. 【バラ】巨匠も愛した、花の女王

バラ「ウィリアム・モリス」

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華麗な花と芳香で多くの人を魅了するバラは、花色や形、特徴など多種多様です。

「花の女王」と賞賛されるバラは、古くからイギリスの歴史と深い関わりを持つ花。

1998年には、モリスの名前が付けられたバラも作出されています。

病害虫の影響を受けず旺盛に育つように、日当たりや風通しのよい場所で育てましょう。※参考価格:2000~5000円(大苗)

2. 【アネモネ】深い切り込みが入った葉は、モリスデザインのモチーフにも

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細い枝に咲く花が風にユラユラと揺れて、優しい印象のアネモネ。

「風」を意味するギリシャ語が名前の由来です。 カラフルな花色と花芯の黒っぽい色合いのコントラストが鮮やか。

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深い切れ込みの入った葉も観賞価値があり、モリスもモチーフに葉を描いています。

秋に球根を植え込み、地上部が枯れる6~8月に彫り上げましょう。※参考価格:50~100円(1球)