2.3 三大都市圏でも上昇率拡大 大阪圏は下落から上昇へ

東京圏、大阪圏、名古屋圏を含む三大都市圏でも地価の上昇が見られています。特に注目したいのは、数年ぶりに下落から上昇へ転じた大阪圏です。

【三大都市圏 基準地価のポイント】

参考:
国土交通省「令和4年都道府県地価調査結果の概要」
国土交通省「第2表 圏域別・用途別対前年平均変動率」
国土交通省「令和4年都道府県地価調査の概要」

利便性の高い都市中心部は引き続き住宅需要が高く、景気が持ち直してきたことで店舗需要なども回復傾向にあることが影響しているといえるでしょう。

また人の流れが回復し、徐々にコロナ禍前に近づいていることから、都市部の繁華街などで地価上昇が多く見られています。

2.4 強い地方四市 上昇率継続&上昇率拡大

先述した福岡だけでなく、地方四市に含まれる札幌市、仙台市、広島市でも上昇が継続し、かつ上昇率も拡大しています。

【地方四市 基準地価のポイント】

参考:
国土交通省「令和4年都道府県地価調査結果の概要」
国土交通省「第2表 圏域別・用途別対前年平均変動率」
国土交通省「令和4年都道府県地価調査の概要」
国土交通省「令和4年都道府県地価調査 40-7地方圏」

どの地域も再開発が進んでおり、将来への期待感から住宅需要やオフィス需要、店舗需要が高く、地価の上昇が見られていると考えられます。