1. 【年金】事務処理ミスは1347件

日本年金機構が公表した「事務処理誤り等(令和3年4月分~令和4年3月分)の年次公表について」によると、2021年度に公表した事務処理誤りは累計で1347件にのぼりました。

出所:日本年金機構「事務処理誤り等(令和3年4月分~令和4年3月分)の年次公表について」

年金給付関係が582件、国民年金適用・ 徴収関係が539件、厚生年金適用・ 徴収関係が226件です。

区分別にみると、「確認・決定誤り」が最も多く 778 件(58%)。ただし、このうち 703 件(52%)はお客様への「影響額なし」とされています。

とはいえ、644件には影響があり、中には500万円以上の影響があったという人もいます。

ミスの原因は「誤送付など適用・徴収関係に影響のない事務 処理誤り」「数字の入力ミスなど単純な事務処理誤り」「上記以外の事務処理誤り」にわけられ、再発防止に努めるとされています。

人が手続きをする以上、どこかで漏れや誤りが生まれる可能性はゼロではありません。これは、被保険者側にも言えることです。

働き方が変わったときや姓が変わったときなどに、手続きが漏れているケースもあるのです。