4. 年代別の平均年収はいくらか。ねんきんネットで受給額の目安を知ろう
実際には年収は若い頃は低く、年齢を重ねるほど増えるもの。国税庁の資料により、年代別の平均年収の推移を確認しましょう。
男性は20歳代後半で404万円、40歳代前半で584万円、50歳代後半で687万円とだんだんと上がっています。
今は転職したり、役職についたりなど、特に年収は変動しやすいでしょう。
自分の厚生年金の受給額を知る目安として、ねんきんネットを利用すれば将来の受給額が試算ができます。
「かんたん試算」では、現在の加入条件が60歳まで継続すると仮定しての見込額が試算でき、他に今後の働き方や、老齢年金を受け取る年齢、未納分を今後納付した場合など、詳細な試算条件を設定しての年金見込額も試算できます。
このようなツールを利用して、まずは将来の受給見込額を試算し、老後資金に備えていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「令和4年4月分からの年金額等について」
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
- 日本年金機構「「ねんきんネット」による年金見込額試算」
宮野 茉莉子