4. オリーブの木の育て方
ここからはオリーブの木の育て方をご紹介します。
オリーブの木を育てる場所
室内で鉢植えの場合だと、陽当たりのよい場所がよいでしょう。基本的にオリーブは陽当たりのよい場所を好みます。
室内で元気が無くなるようだと、適した環境ではないかもしれません。一度陽当たりのよい外やベランダに出してみて様子を見てください。もちろん屋外、ベランダなどでも育てることができます。
耐寒性は普通程度にありますが、極端に寒い季節は室内のほうが無難です。
オリーブの木の植え替え
苗で購入した場合は、適切な時期に植え替えるようにしましょう。植え替えの適期は3~4月です。購入した苗木より、ひと回り大きい鉢に植え替えます。植え替え後はたっぷり水をあげましょう。
オリーブの木は観葉植物として育てられる場合が多いので、既に鉢植えになっている1メートル以上のサイズも出回っています。その場合はすぐに植え替えなくても、しばらくは様子を見ながら育てるとよいでしょう。
オリーブは生育が旺盛なので、2、3年に一度程度の植え替えを目安にして管理します。
オリーブの土
鉢内の通気性をよくするため、土を入れる前には、鉢に鉢底石を入れておきましょう。土は水はけ、水もちのよいものを選びます。
一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土が多めで腐葉土を混ぜたものを用います。オリーブ用の土も販売されているので、鉢植えの場合などはこのような土を使うとよいでしょう。面倒な土の配合をしなくて済みます。
オリーブの木の水やり
鉢植えの場合は、土が乾燥したら水をたっぷりあげるようにします。水が切れると、葉が変色したり、葉が乾燥したりして、最後には葉を落とします。果実ができる時期だと、実にシワがよったりします。
水が足りない状況になると生育がストップし枯れてしまいます。基本的には丈夫な性質ですが、水の管理には気をつけましょう。
オリーブの木の剪定
木が小さいうちは、支柱を立てておくと育ちやすくなり、強風対策にもなります。もともと枝がしなやかなので風にも強いのですが、樹形を整える意味でも立てておくとよいでしょう。
適度な温度であれば一年中成長するので、室内の場合は適当なところで切り戻してサイズを維持します。葉が混み合うようになったりして、小枝や光が届きにくい枝などは適宜、間引きます。
日をあけず細かく剪定したり、強剪定をすると芽吹かなくなる可能性があります。枝は整えるくらいにして、自然な樹形を楽しむほうがよいでしょう。