つみたてNISAの正しい選び方
つみたてNISAの運用商品を選ぶ時は、「リスク許容度の把握」と「銘柄変更のタイミングを知っておく」ことが大切です。
詳しく見ていきましょう。
1.自身のリスク許容度を認識する
リスク許容度とは、リターンがマイナスになった時、どこまで受け入れられるかの度合いを指します。
例えば「少しでも損するのは避けたい」と考える方は、リスク許容度が非常に低く、あまり投資に向いているとは言えません。
しかし、安定運用の運用商品を選択する、あるいは少額でスタートして運用商品への理解を深めると、リスク許容度の考え方が変わる可能性もあります。
一方で、リスクを取って積極的に運用したい方は、ハイリスク・ハイリターンのポートフォリオを構築できます。
自身のリスク許容度を測るには、どの程度の損失までなら貯蓄・収入・精神的に耐えられるかをじっくり考えるのがポイントです。
毎月の掛け金や運用期間、ポートフォリオの作成も、すべてリスク許容度の把握が必須であると覚えておきましょう。
2.銘柄変更のタイミングを見極める
値下がり局面での銘柄変更はおすすめできませんが、銘柄変更を検討しておきたいタイミングは2つあります。
- 現在積み立てている商品とほぼ同じ運用方針・組入銘柄・運用実績で、信託報酬の安い商品が登場した時
- さらにリスクを取って積極運用したい時
新しい運用商品が登場した時は、その内容をしっかり見ておきましょう。
もし現在運用しているものとそっくり、かつ信託報酬が安い時は、銘柄変更のタイミングと言えるでしょう。
また、バランス型の運用商品にリスク型も組み込みたい時も銘柄変更のタイミングです。
全てを切り替えるのではなく、バランス型に積み立てていた金額の一部をリスク型に組み込むことで、少しずつ運用成果が変化していきます。