誠実さは偏差値を越える

偏差値が高いからといって人間性が高いとは限りません。地域のトップ高校や有名大学を出ていても誰かを陥れたり、平気で嘘をつく人と積極的に関わりたいと思う人はいないでしょう。

誠実に物事に取り組み、自分の足りない部分を自覚し努力する子どもは、今は芽が出なくても社会に出てから周囲の信頼を勝ち取ります。

サークル活動やアルバイト先、就職先など様々な場面で「誠実さ」は成功する際に欠かせないポイントです。

偏差値50以上の高校に進学しても、ずっと「やればできるんです」と言って何も着手しない子や、他の子に対してマウンティングしている子は、関わるだけでも疲れてしまいます。

そして、学力に関係なく努力している子と揚げ足取りばかりしている子とでは、周囲からの評価は雲泥の差が出ます。小学生の頃は世界も狭く「ああいう性格だから」と済まされてしまいますが、進学を重ね社会に出ると自ずと住む世界も広がっていきます。

良い高校に行き良い大学に進学しても、成長すればするほど周囲から得られる評価は学力だけで判断されるのではなく、人間性の重要性が増していきます。