偏差値50未満の高校

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一口に偏差値と言っても、問題の難易度により高く出るものと低く出るテストや模試があります。

そのため、ここでの「偏差値50未満」は、高校でいえば国公立大学進学者が少なく、知名度が高くない私立大学進学者や専門学校進学者が多い普通科の学校とします。

世間的には進学校とみなされず、共通テストや大学入試に対応しているとは言い難い教科書を使用している学校です。

将来やりたいことを見つけておらず「とりあえず普通科に進学した」という生徒もいます。看護科や工業、農業のような専科とは違い、三年間で就職に強い専門的な分野を学ぶわけではないため、偏差値50未満の普通科に進学すると、将来の選択肢が狭まったという印象があります。

たしかに、大学進学を漠然と考えても、進学校に比べて使用している教科書も基本的な内容が中心であり、国公立大学や有名大学を突破するのは至難の業です。

それでは全ての生徒が絶望的なのかというと、そうではありません。たとえ偏差値50未満の学校に進学しても、誠実さと前向きさやチャレンジする気持ちを持っていれば、社会に出てから成功する可能性が高まります。