2. NISA口座数は30歳代が最多。一般NISAとつみたてNISAの内訳は

日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果 (2022年6月30日現在)について」によれば、20~60歳代のNISA口座数は以下の通り。

1.1 【年代別】NISA口座数(一般・つみたて)

  • 20歳代:129万口座(30万口座・99万口座)
  • 30歳代:224万口座(78万口座・146万口座)
  • 40歳代:218万口座(109万口座・109万口座)
  • 50歳代:175万口座(57万口座・118万口座)
  • 60歳代:140万口座(123万口座・17万口座)
  • 70歳代:141万口座(136万口座・5万口座)

NISA口座全体で、多い順に「30歳代、40歳代、50歳代」と現役世代中心でした。

内訳を見ると、一般NISAは「70歳代、60歳代、50歳代」が多い一方で、つみたてNISAは「30歳代、40歳代、20歳代」と若い世代が多くなっています。

一般的に最も貯蓄があるのは60歳代ですが、60歳代では株式や通常の売買を行う方も多く、一般NISAを利用する方も多いでしょう。

一方で、20~30歳代とまだ収入が上がりきらず、住宅ローンに教育費と家計に余裕がない世代でも、NISAを多く利用していました。

NISA全体での口座数で見れば、30歳代が60~70歳代よりも80万口座以上多いのです。